20歳未満の飲酒防止と、飲酒運転撲滅を呼びかける街頭キャンペーンが15日、JR紀伊田辺駅前であり、「一日税務署長」の鈴木愛乃さん(和歌山県立田辺高校2年)らが、啓発のチラシなどを配布した。
4月の「20歳未満飲酒防止強調月間」に合わせ、田辺小売酒販組合や田辺税務署、田辺署などが参加した。鈴木さんは昨年度の「税に関する高校生の作文」(国税庁主催)で県知事賞を、中学3年のときには「同中学生の作文」で、大阪国税局長賞を受賞している。
この日、灘茂久税務署長から、一日署長の委嘱状を受け取った鈴木さんは、「私たちは20歳になるまでお酒は飲みません、たばこも吸いません」と宣言文を読み上げた。その後、参加者らとともに、駅を利用する高校生らにチラシなどを配った。
数学が好きで将来は医療系の仕事に就きたいという鈴木さんは「ちょっと緊張した。めったに出来ない体験で、地域に貢献できるのはうれしい」と笑顔だった。