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20歳未満飲酒防止を訴えるチラシを配る一日税務署長の鈴木愛乃さん=2025年4月15日午後3時51分、和歌山県田辺市、勝部真一撮影

 20歳未満の飲酒防止と、飲酒運転撲滅を呼びかける街頭キャンペーンが15日、JR紀伊田辺駅前であり、「一日税務署長」の鈴木愛乃さん(和歌山県立田辺高校2年)らが、啓発のチラシなどを配布した。

 4月の「20歳未満飲酒防止強調月間」に合わせ、田辺小売酒販組合や田辺税務署、田辺署などが参加した。鈴木さんは昨年度の「税に関する高校生の作文」(国税庁主催)で県知事賞を、中学3年のときには「同中学生の作文」で、大阪国税局長賞を受賞している。

 この日、灘茂久税務署長から、一日署長の委嘱状を受け取った鈴木さんは、「私たちは20歳になるまでお酒は飲みません、たばこも吸いません」と宣言文を読み上げた。その後、参加者らとともに、駅を利用する高校生らにチラシなどを配った。

 数学が好きで将来は医療系の仕事に就きたいという鈴木さんは「ちょっと緊張した。めったに出来ない体験で、地域に貢献できるのはうれしい」と笑顔だった。

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